すわほうじん166号
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2●社会保障に企てる消費税の減税は慎重な検討が必要 将来世代にツケを回さない仕組み作りを!●「金利のある世界」への回帰を踏まえ、金融市場の動揺を招かない財政運営を!●企業への過度な社会保険料負担を抑制し、中小企業の活性化に資する税制措置を!●本格的な事業承継税制を確立し、地域経済と雇用の担い手の中小企業を守れ!演題 「変化の時代の経営、危機をチャンスに」全国大会記念講演会 講師 都築 冨士雄 氏―令和8年度税制改正に関する提言 報告− 続いて、表彰式、税制改正提言の報告、青年部会による租税教育活動・健康経営への取組が紹介され、大会宣言を最後に式典は盛会裡に終わりました。 来年度は10月8日(木)□城県水戸市での開催が決まっており、地元の名産品(干し芋/芋けんぴ)が無料で配布されました。★会員増強表彰★ ◆高加入率を長期間維持している県連に対する表彰/優秀賞 長野県法人会連合会 ◆その年度において顕著な成果を挙げた単位会に対する表彰/優秀賞 諏訪法人会 ◆純増を長期間維持している単位会に対する表彰/諏訪法人会★福利厚生制度推進表彰★ ◆高成績を長期間維持している県連に対する表彰/長野県法人会連合会【内容要約】◆学生時代、スーパーでアルバイトに専念。就職は小さくても将来性のある会社にしようと考え、当時まだ「主婦の店ダイエー」という名前のスーパーに決める。◆入社後は長く商品仕入れ担当。メーカーや問屋や輸入品まで手掛け、原料の調達から商品の企画、販売まで手掛けるなど、当時からプライベートブランドを手掛ける。◆ダイエーの強豪スーパーがコンビニという新しい業態を手掛けることとなり、ダイエーも当該業態に参入するも、フランチャイズ事業が軌道に乗らず経営危機となる中、会社を「清算か再建かお前に任せる」と言われ3代目の責任者となり再建の道へ。◆競合先が出店攻勢の中、やらなければならない問題が2つあり、①加盟店が□かり、全国展開できる新しい業態 ②商品供給型のFCから経営指導型のFCによる経営実態が把握できる仕組み。1年かけて課題を解決し、5年で1,000店舗、さらに5年で2,000店舗、合計3,000店舗を有する新生ローソンを作る。★今の時代、企業経営に何が求められるかというと、3つのキーワードある。 ①マーケティング いかにモノを売るかでなく、いかに顧客の満足を高めるか ②コラボレーション 中小企業は自力で解決できる経営課題は少ない。他の企業とコラボし解決すること。 ③ベンチマーキング 優れた事例をスタディし、模倣することでレベルを高めていく。そしてベンチマーキングで重要なのは、良い所を知り、欠点を見つけ、改善する。今の時代、効率だけでは成長できない時代。どこまで顧客満足を追求できるかが企業経営に求められる。 法人会は、全国約70万社の会員企業を擁する全国でも有数の団体で、41都道府県、440の単位法人会で構成されています。年1回「公益財団法人 全国法人会総連合」主催で、各県輪番にて開催されています。今年は、「高知」の地に約1,600人が集まりました。当会からは、林裕彦会長他7名の役員が参加しました。 式典では来賓として、7月に着任された江島一彦国税庁長官をはじめ、県知事、市長、各友誼団体代表、厚生制度委託保険会社の代表等多数のご臨席のもと、小林前会長から今年会長に就任された㈱IHI特別顧問の斎藤保会長の主催者挨拶、そして来賓祝辞がありました。すわほうじん 第166号 令和7年11月1日発行□講師略歴】大学卒業後ダイエーに入社/アメリカ企業とダイエーの合併会社の取締役就任・アメリカ勤務/コンビニ・ローソンの代表取締役就任/倒産寸前のローソンを再建/80店舗しかなかった店舗を3,000店舗まで拡大、全国展開/現在、都築経営研究所代表全国大会参加者会場の様子※令和8年度税制改正に関する提言(要約)は、「ほうじん 秋号」をご覧ください。長野県連/諏訪法人会の全法連表彰受賞令和8年度税制改正スローガン第41回 法人会全国大会(高知大会)開催

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