すわほうじん165号
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スィー ツ オ ア シ ス にようこ そ〈菓子歳時記〉その30あんぱんが         あったのに法人会会員「岡谷精良軒」原昭徳から銀座方面に移動中、そこを散策するなら東京土産、お菓子なら何がいいのかなあという話になった。百貨店の銀座三越前が集合場所だったので、とっさに僕は地下階に行けば、日本屈指の菓子店がたくさんあります、とあまり気の利いたことがいえなかった。あんぱんの元祖といえば、東京銀座の木村屋総本店。日本初のパン屋でもあるが、明治8年にはあんぱんが、明治天皇へ献上されている。その時明治天皇は「御感斜めならず」と返されたそうで、感じるところは斜めではない、つまり気に入ったと。それが契機となって、全国に広まっていったという。現在その献上日(4月4日)が、あんぱんの日に制定されている。という由緒正しい製パン店が、銀座の目抜き通りしかも三越のはす向かいにあったのに。それを思い出したのは、帰りのバスが店舗前を通りすぎるときであった。とほほ。 あんぱんが人気である。毎日観てはいないのだけれど、新聞のテレビ欄やネットニュースで日々目にする。あんぱんそのものの話ではないが、あんこというワードが国民的番組で扱われているのが、なんだかうれしい。あああんぱん、今だったらすぐに思い出したのに……。行、直近は都内だった。湾岸エリアにある防災体験学習施設(そなエリア東京)を訪れたのち、食事をし銀座界隈を散策。そんな貸切バスでの日帰り日程であった。防災施設は、タブレット端末を持って建物内を回りクイズに答えつつ、地震直後の街を擬似体験できるなかなかのこの春から始まったNHKの朝ドラ、毎年秋にある法人会岡谷支部の研修旅優れもの。体験終了後、もう一周したいと思ったほどであった。バスの隣の席は、たまたま取引先でもある建設会社の役員の方だった。地元経済や地域のお祭りのことなどをお教えいただき、あっという間に東京に着いた。その後ベイエリアハートに光るホタル入水中です元気ハツラツ研修旅行と同時期の JR 総武線車内。上です上事務局 留守番の独り言 駅に近い古家にある小さな中庭の情景を2年ぶりお伝えします。 早朝は、6年前まで耕作していた田んぼのお米(古々々々々米)を目当てに、4時半スズメからスタート。但し近所の方々からあまりにも煩いので、米を与えないで欲しいとのクレイムがあり、前の晩には□を蒔かない事としました。さすがに十羽以上となると本当に騒がしかったのは事実です。5時半キジバトがやってきて、頭を斜めに傾け□を求めてきます。 今は自分の足元までやってきます。日中は、ヒヨドリ、ジュウビタキ、シジュウカラ等が訪れます。又どの鳥も苔むした天然石の水がめで水を飲み、羽づくろい、順番待ちになることもしばしば。 鳥以外では、「のうぜんかづら」が満開。昨年はアリによりつぼみの状態で落下してしまいましたが、今年は駆除したおかげで昨年の倍近くが咲き乱れています。又亡き母が望んでいた待望のつるバラのアーチも見事に咲き乱 れてくれ ました。妻はとても満足のようですが、害虫駆除、水やり、落花の清掃は相変わらず私の役目です。その他「ガクアジサイ」が満開、桃の木には8つ実がついておりもう少しで色が変わります。 今朝は、「キアゲハ」「クロアゲハ」が舞っていました。マリーゴールドにはヤマトシジミ、ベニシジミが忙しそうにしていました。燕も例年通り巣を造り、昨日4羽無事に巣立ちました。今年はつがいできた燕の1羽がいなくなり、心配したのですが他の仲間がホローしたのか、フンもあまり落とさない、マナーの良い燕たちでした。もうじき南方へ帰郷するためなのか必死で飛行訓練中ですが、車に衝突しないか心配です。もうじきセミも鳴きます。昨年は松の木の根元から2羽のセミが羽化しました。今年は?6月にはホタルも4匹でました。写真に撮ったら、ちょうどハート型の光が写っていました。 季節ごとに様々な動植物が小さな庭を賑わせてくれますが、8月中旬の諏訪湖の花火大会を境に、南方に帰郷する渡り鳥、草木の花もなくなり、我が髪の毛のように寂しい季節が 訪 れ ま す。当 たり前 の ように 過 ぎ て 行く日々を、すこしでも目に焼き付け、昨年はどうだったか記憶に残るよう脳トレを兼ね日々研鑽を重ねて行きたいものです。編 集 後記

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