2●「金利ある世界」が到来。新たな財政再建目標の策定を!●企業への過度な保険料負担を抑制し、経済成長を阻害しない社会保障制度の確立を!●人手不足など厳しい経営環境を踏まえ、中小企業の活性化に資する税制措置を!●中小企業は地域経済と雇用の担い手。本格的な事業承継税制の創設を!★会員増強表彰★ ◆高加入率を長期間維持している県連に対する表彰 ■優秀賞 長野県法人会連合会 ◆その年度において顕著な成果を上げた単位会に対する表彰 ■優秀賞 諏訪法人会★福利厚生制度推進表彰★ ◆その年度において顕著な成果を挙げた県連に対する表彰 大型保障制度(累積収入保険料 対前年比101%以上) ■長野県法人会連合会 ◆その年度において顕著な成果を挙げた単位会に対する表彰 累積収入保険料 (対前年比103%以上) ■諏訪法人会すわほうじん 第162号 (第三種郵便物認可) 令和6年11月1日発行※令和7年度税制改正に関する提言」全文は「ほうじん 秋号」に掲載日 時 令和6年10月3日(木) 於城山ホテル鹿児島 法人会は、中小企業を中心に、約75万社が加入する団体で、全国41都道府県、440の単位会で構成されています。 年1回「公益財団法人全国法人会総連合」主催で、全国各県輪番にて開催されており、今年は「鹿児島」の地に約1,700名が集まりました。当会からは、今井会長他6名の役員が参加しました。 式典では、来賓として、奥国税庁長官をはじめ、県知事、市長、各友誼団体の会長、大同生命、AIG損保、アフラックの各代表者他多数のご臨席のもと、小林会長のご挨拶がありました。地域経済や雇用の担い手である中小企業は、地域活性化の中心的な役割を担っており、地方創生を支える観点からも、事業承継を含む、中小企業に対する、きめ細かな税財政上の支援が欠かせない。法人会では、こうした点を踏まえ、「7年度税制改正に関する提言」を取りまとめたところであり、その趣旨が理解され、提言が実現されることを強く求めました。 各種表彰のあと、「令和7年度税制改正提言」の報告、青年部会による、「租税教育活動」「健康経営活動」の報告がありました。最後に大会宣言があり、閉会となりました。 第2部の記念講演会では、ANAホールディングス(株)取締役会長による記念講演会がありました。 ※来年度は、2025/10/16(木)高知大会(高知県民文化ホール)会場の様子全国大会参加者第40回 法人会全国大会(鹿児島大会)開催令和7年度税制改正スローガン−令和7年度税制改正に関する提言 報告―全国大会記念講演会 語録 講師 片野坂 真哉 氏ANAホールディングス㈱演題 「新型コロナ禍で大打撃を受けた航空業界危機下の経営戦略を語る」◆ANAは1952年、たった2機のヘリコプターから始まりました。民間の航空業界としては初めてであり、ゼロから道の挑戦が始まった。 ◆初代社長の言葉に、どんな苦境に遭遇しても、明るい未来を信じて努力すれば、やがて繁栄の時が来る。「現在窮乏、将来有望」の言葉の下、どんな環境でも、安全第一をモットーに、「事故は経験しないで、伝えるもの」であると述べました。 ◆1971年の全日空機と自衛隊機の衝突により、乗員162人全員が死亡した事故。そしてオイルショック/ロッキード事件/アメリカ同時多発テロ事件/リーマンショックによる世界金融危機/新型コロナウイルスの世界的蔓延等「危機とチャンス」の繰り返しを経て、同社は成長してきた。 ◆リーマンショック時には、日本航空は破綻したが、全日空は国からの支援と粉骨砕身の努力で破綻はせず乗り越えることができた。 ◆コロナ禍、売り上げが2,500億円以上減少、経常損失も過去最高の赤字となる。 ◆創業以来の「現在窮乏、将来有望」を合言葉に、新たなステージに向かうために、耐えに耐えた。従業員に会社の危機的な状況を正確に共有してもらうため、経営状況を詳細に開示。全社員が、グループ内のあらゆる現場を訪ね、立ち続けるために、できることについて議論に議論を重ねた結果、様々なコスト削減策を実現し、賃金カット、ボーナスカット、組織、業務の抜本的な見直し等が実現でき、ANAは一早く復活できた。 ◆会社の窮地を救いたいという思いで、一体となった従業員の努力があってのこと。幾多の危機も、社員が一丸となり、分け隔てない環境での努力により、チャンスに変えていった点が大きいと述べられました。全法連表彰受賞
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