すわほうじん147号
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大石社長 「すべてのお客様に喜んでいただくため」。その一身で商品を増やしていきました。「こんな商品あるの?」「初めて食べる!」といっていただくと働く者の喜びとなります。     店舗については創業当時から多店舗化を視野にいれていました。より多くの方にご提供できるよう早い時期から工場を作り機械化を進めてきました。餃子の機械は当時最先端のものを導入しました。又セントラルキッチンの導入も業界で一番早く、あの「すかいらーく」が導入する前年です。広報委員 一昨年法人会で諏訪市出身の「すかいらーく」創業者、横川氏を講演会にお呼びしました。その時諏訪に来てまず「テンホウ」さんのラーメンを食べたそうです。(※食べたかったそうです)大石社長 運転手付きの「センチュリー」で来られたんですね。     当時、最新鋭の工場が2年後火事で全焼してしまいました。相当の苦労がありましたが、その苦難を乗り越えられたのも、窮地を助けてくれる「人」に恵まれたからです。お客様、従業員、業者さん、地主さんなど感謝する人たちが私達にはたくさんいます。これが、テンホウが「人」を大切にするようになった原点です。広報委員 テンホウさんの商品は、どこで、何を食べてもおいしいのですが。秘密やこだわりなどお話いただけますか。大石社長 秘密というわけではないですが、「変わらないネ!」と言っていただくために、実は創業当時から続く核となる重要なノウハウ以外は「常に変え続けて」、変わらぬ味と安心価格をめざし努力しています。美味しすぎても飽きられます。「究極の当たり前」の味、メニューを常に考えています。       広報委員 法人会に来られる単身赴任の営業マンが、ほぼ毎日昼食、夕食を食べているそうです。「朝食もあれば食べたい」と言っていました。「飽きないの」と聞いてみたら季節メニューもあるので飽きることなく、むしろ楽しみにしているそうです。     ところでテンホウさんへ来られる方の年齢層の中心はどの層ですか。     大石社長 私が一番気になるところです。地元の若者が戻ってこないので、人口が減少、高齢化が進んでいます。「みんなのテンホウ」ですので、幅広い層の方々においでいただきたいのですが。最近、おじいちゃん、おばあちゃんがお孫さんをつれて三世代で来られる方が多くみられます。もちろんテンホウでは「三世代家族サービス」で喜んでもらっています。広報委員 私も三世代10人で上がらせていただいております。本当に安くて、美味しい。お腹も、ふところも助けていただいております。     最後に大石社長の趣味などお聞かせください。大石社長 今は社会貢献事業です。地元の魅力を発信するため、地元の商業者と一緒になり駅弁「諏訪弁ほんじゃねエ」を作り、JR東日本の駅弁頂上決戦で最高位の「駅弁大将軍」を受賞しました。     又諏訪の地が「龍神さまの国」であることを子供に知ってもらい、また歴史上大事な場所であり、「諏訪すごいじゃん」と興味を持ってもらうため活動しています。最近「諏訪の龍神さま」という絵本を企画し出版、小学校に寄贈しました。歴史、文化自然などを通じ、若い人々に早くから地元に魅力を感じてもらい、地方創生の力になってもらいたいと思います。広報委員 後ほど工場を見学させていただけますか。大石社長 食育、フードロス等の問題について学べるよう、餃子の製造見学ラインがあります。現場を通じ興味を持ってもらうようにしています。子供食堂にも焼き立ての餃子を提供しています。     是非ご覧になって行ってください。           広報委員 大石社長、お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。諏訪市中洲5314-1電話 (0266)58-1100(株)テンホウ・フーズ企業情報 餃子のサービスデーには、相当数の家庭で夕食が餃子になります。子供、父母みんなから「今日はごちそうだね」と言われ、ニコニコ、わいわい、楽しい笑顔での夕食が始まります。時代を通じ幅広い世代のお客様から愛され続けている「テンホウ」さん。今日も餃子と何を食べようか迷ってしまう人々がたくさんいる筈です。聞き手 広報委員 増澤 義治従業員 300人(パート含む)直営店29店舗・FC店3店舗工場見学ライン7すわほうじん 第147号 (第三種郵便物認可) 令和3年2月1日発行

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