すわほうじん144号
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〈菓子歳時記〉その6シャカシャカと しゅうしゅう  って、なんの音!法人会会員「岡谷 精良軒」 原 昭徳 世界的な感染症拡大、本号がお手元に届く頃はどうなっているだろうか。少しでも早く日常にもどってほしいと思う。全世界のあらゆるお菓子が、小さな心の休憩所になれれば。お菓子づくりにたずさわる最小単位としてもがんばりたい。 「よそ様の現場ではあるが、こういった音はいいもんですなあ」       少し前のことになるが、法人会岡谷支部の会議で支部長が、笑顔でこう話された。支部長あいさつでのこと。会場のすぐとなりで、改築工事が進んでいた。金属をたたく音や何かを運ぶ音が、会場内にもうっすらと響いていた。申し訳ないのだが僕にとって工事現場のそれは、単なる騒音でしかなかった。立ち位置が変われば、こんなにも受け取り方はちがうのだなあと勉強になった。 菓子店の音を考えてみるに、洋菓子店はシャカシャカだ。各種ケーキやクリームをつくるときに耳にする。ホイッパーとボールなど容器がこすれて鳴る。和菓子店でもどらやきやカステラ製造時にしないわけではないが、全般的にとはいいがたい。 和菓子店はしゅうしゅうだ。せいろや蒸し器から漏れでる蒸気音。おだんご、大福におまんじゅうなどをつくるときにする。特に春先から今頃が多いように思う。うぐいす餅から卒業入学などお祝いごとシーズンに、つるのこもちや紅白まんじゅう、赤飯をつくるためだ。今ならかしわ餅、草餅になる。一般的な洋菓子店で僕はせいろや蒸し器(製菓用ボイラー)を見たことがないので、日常の音ではないのでは。 洋菓子にあずきや抹茶、和菓子にクリーム系とか、素材的に和洋菓子を分けることは難しくなっていると感じているが、この音のちがい製法のちがいは、これからも続きそうだ。※画面はイメージとなります諏訪法人会ホームページトップページ右側にある このバナーをクリックhttp://www.suwahoujinkai.jp諏訪法人会検索で検索いただけます「コロナ対策:社員研修の代替サービス・集合研修として最適!」諏訪法人会のホームページから無料でセミナーがご覧いただけますログインIDとパスワードを入力してログインしてくださいログインID●●●●パスワードログイン●●●●会員ID:hj0907 パスワード:7810会員は専用IDとパスワードを入力してログインする事により多くのコンテンツが視聴可能となります。視聴は無料です会員の方は600タイトル以上のセミナーが無料で受講できますID・パスワードはセミナー・オンデマンドのページからログイン!緊急企画インターネットセミナー(研修オンデマンド)のご案内スィーツオアシスにようこそ蒸れ上がった赤飯まんじゅう。弊店名は福沙(ふくさ)で、もち米ではなく道明寺粉を使っている

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