すわほうじん 140号
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〈菓子歳時記〉その5「つるのこもち」って  微妙に個性が!法人会会員「岡谷 精良軒」 原 昭徳スィーツオアシスにようこそ 令和がはじまる。言葉の第一印象は、響きに情緒があるなあだった。今までの自分の覚えている元号とくらべて。漢字の意味など、この改元自体にも賛否両論あることは知っているが、なんとなくたおやか、よい時代を予感させてくれる。本稿を書いている今はまだ平成だけれど、実際はどんな社会になっていくのだろうか。 あっそうそうおもしろミニ情報を一つ。新元号年に018(令和)を足すと、西暦になるという事実!昭和に25を足すと西暦になったように。分かりやすくないですか。 というわけで今回はお祝いの菓子、つるのこもちである。祝いの菓子にもいくつか種類があるが、当地方で一番なじみがあるのはこれだろう。その名の由来は、漢字で書くとわかりやすい。鶴の子で、吉祥の鳥のたまごだからである。今思いだしたが、以前県内某ラジオでおなじようにつるのこもちについて話しをさせていただいたとき、パーソナリティーだった局アナさんは「形がバーバパパみたい」と表現された。いいえて妙だなあと思ったのだった。 原材料からだと、すあまで、主にうるち米の粉(上新粉)と砂糖からできている。もち菓子は、もち米系かうるち米系かで大きく分けれるが、(うるち米なので)おだんごやかしわもちのなかまになる。おなじ形で、とりのこもちというお菓子を見たことのある方もいらっしゃるかも。これはもち米からできていて別系統に。 諏訪地方はお菓子に関して、基本関東テイスト。つるのこもち、すあまも関東(東日本)のお菓子なので、関西(西日本)では一般的ではないのだ。意外な地元のお土産にもおもしろいかも。形は、お店によって微妙に個性があります諏訪法人会社団化40周年 記念式典のご案内日 時令和元年 9月9日(月)式 典第一部 式典(表彰等) 13:30~14:15第二部 基調講演 14:30~15:15第三部 記念講演会 15:30~17:00第四部 祝賀会 17:15~19:00会 場RAKO華乃井ホテル講 師春風亭昇太 師匠※参加申込み等詳細は次回会報にてご案内いたします。※祝賀会にご出席される方は、会費3,000円をご用意ください。

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