すわほうじん137号
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6企業情報企業情報 資本金1,000万広報委員 本日はお忙しいところご対応いただきありがとうございます。 髙山社長 大正5年味■醸造所で精米をしていた祖父が独立して旧市役所通りの柳町で「カネシメ髙山粉店」として精米製粉業をはじめました。法人成は昭和35年。同年、工場を四賀飯島に移転、平成元年、現在地に移転しました。まず、御社の歴史的な背景を教えて下さい。広報委員 髙山社長の蕎麦に対する「こだわり」はどのようなものですか。髙山社長 そば粉の品質には特別な物があります。特に日本ミシュランにも選ばれているようなそば店でも満足してもらえるそば粉は、特段の手間を掛けており「髙山製粉があってよかった」と言ってもらえるまでになりました。広報委員 そば粉は量販店ではあまり見かけませんが?髙山社長 自社では、ネットによる「お取り寄せ蕎麦」が売り上げの15%を占めています。又好みに応じた16種類のそば粉を販売しています。特に八ヶ岳山麓の火山灰地帯で育った味の濃さが特徴の「信濃1号」という品種を原料にしたそば粉は人気があります。  広報委員 ところで、工場隣にある道場について教えて下さい。髙山社長 この建物ですが「家族と仲間と楽しいそば打ちコミュニケーション!」をキャッチフレーズに2004年にオープンしました。1鉢1人、同時に36人可能です。ガスレンジも10台あり50人が一度に試食できます。国内でこの規模のところは数少ないと思います。広報委員 今までに1万人の方が利用されたとのことですが、皆さんどのような反応ですか。髙山社長 業界初めて商品化した手打ちそば専用ミックス粉を使い、だれでもおいしい蕎麦が打てるようになり、皆さん「本当の蕎麦に出会った」と感動されています。広報委員 昔から引き継がれた技術がより進化し、若い人にも本当の蕎麦の味が体験できる事はすばらしいと思います。ところで髙山社長が今までで一番つらかった事は、どのような事ですか。髙山社長 平成5年の大冷害の年、タイ米が出回った時です。国産米が不足し大暴騰、米の粉の原料在庫がカツカツになり、工場稼働ができなくなってしまいそうでハラハラさせられました。広報委員 海外からもお客様(インバウンド需要)は来られるのでしょうか。髙山社長 蕎麦の発祥は中国雲南省と言われていますが、そば切りは日本だけで、伝統文化を体験したいということで来場されます。そうした外国人客のために自動翻訳機も用意しています。広報委員 最後に社長の趣味は何ですか。髙山社長 読書です。小説でなくビジネス本を好んで読んでいます。広報委員 本日はお忙しい中ありがとうございました。  法人会の事業にも積極的に係っていただいている髙山社長。諏訪湖の花火にもこだわりがあり、髙山製粉ファンをたくさん招待しているとのこと。信州蕎麦、花火等地元を宣伝いただき地域貢献もされており頼もしい限りです。すわほうじん 第137号 (第三種郵便物認可) 平成30年8月1日発行そば打ち二代目社長 髙山猛英 氏(聞き手 細川 強 広報委員長)工場の大型石臼あってよかった 髙山製粉! 創業103年を迎える株式会社 髙山製粉様にお邪魔しました。本日は2代目社長の高山猛英氏にお話しを伺いました。株式会社 髙山製粉諏訪市大字中洲465-3電話: 0266-52-1245企業訪問■■■■■

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